ハイポニキウムを伸ばす方法とは?爪の正しいケアや必要な道具、注意点までご紹介

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爪が綺麗な人は、日頃からハイポニキウムをケアする習慣があると言われています。しかし、「そもそもハイポニキウムとは?」「なぜ伸ばす必要があるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ハイポニキウムの役割や必要性、綺麗に伸ばす方法について解説します。さらに、ハイポニキウム育成に欠かせない道具選びや日常生活での注意点などもご紹介しますので、美爪を目指したい方はぜひ参考にしてみてください。

INDEX
  ハイポニキウムとは?
  ハイポニキウム育成に必要な道具
  ハイポニキウムを伸ばすネイルケア方法
  ハイポニキウムを伸ばす際の注意点
  ハイポニキウムを伸ばすメリット
  ハイポニキウムを伸ばして綺麗な爪を目指そう

ハイポニキウムとは?


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まず、ハイポニキウムの正体や役割、ハイポニキウムが伸びない原因をご紹介します。

爪裏と指の間にある透明な部分のこと

ハイポニキウムとは、爪先を手のひら側から見たときにうっすらと見える透明な皮膚のことです。爪の周りのキューティクルに沿ってつくのが甘皮ですが、ハイポニキウムは「もう1つの甘皮」とも呼ばれるほど大切な部分。爪の乾燥を防ぎつつ、汚れや雑菌の侵入から爪を保護してくれます。

日々正しくお手入れすることでハイポニキウムに幅と厚みがでてくるので、結果的にネイルベッド※を伸ばすことになり縦長の女性らしい美爪に近づけます。

※爪のピンク色の部分

ハイポニキウムが伸びない原因

ハイポニウムは、日常生活に隠れているさまざまな習慣によって成長しにくくなります。つい無意識にやりがちな行動や間違ったケア方法で、ハイポニキウムの育成を妨げてしまうのです。ハイポニキウムが伸びない人の特徴を以下にまとめましたので、目を通しておきましょう。

ハイポニキウムが伸びない人の3つの特徴

  • 爪が乾燥している
  • 深爪になっている
  • 爪に負担をかけている

これらの特徴が当てはまる場合、ハイポニキウムを伸ばすことが難しくなります。目に見えないほど薄いか、ほとんどない状態の方が多いでしょう。爪を綺麗に伸ばしたいと考えている人は、正しいケアと並行して普段の生活も見直してみてください。

ハイポニキウム育成に必要な道具


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適切にハイポニキウムを伸ばすためには、目的に沿った道具選びも必要不可欠です。ここからは、ハイポニキウムを伸ばす際に用意したいアイテムをご紹介します。

エメリーボード

まず必要となるのが、自爪の長さや形を整える際に便利なエメリーボード(爪やすり)。ハイポニキウムは爪の裏側に貼り付いた状態で伸びるため、爪を短く処理しすぎないことが大切です。

爪やハイポニキウムに過度な負担がかからないよう、やすりの目の粗さは180〜240グリッド(G)程度を選びましょう。また、爪やすりの種類には自爪用のエメリーボード以外にもさまざまなタイプがあるため、購入時に間違えないように注意してください。

ドロップ型エメリーボード 1本入り 180/220

¥96

ドロップ型なので細かなところも削りやすい!
自爪の長さや形をきれいに整えるアイテムです。

ネイルオイル

ハイポニキウムや甘皮の保湿に欠かせないネイルオイルも、必要なアイテムです。ネイルオイルは、潤いを与える保湿成分やハイポニキウムを伸ばすために必要な栄養があるとされています。爪に皮膚になじみやすい植物性のオイル成分を配合されたものや、アロマの香りを楽しめてリラックスタイムにぴったりなネイルオイルなど種類もさまざまあります。

ネイルオイルのボトルの形状は、ハイポニキウムの保湿に適したスポイトタイプが最適。オイルのほかに美容液や乳液・クリームタイプもあるため、自分にあったものを選びましょう。

ハイポニキウムを伸ばすネイルケア方法


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ここからは、ハイポニキウムを伸ばすケア方法をご紹介します。基本の3STEPで正しくお手入れをして、ハイポニキウムが育ちやすい潤った状態をキープしましょう。

ハイポニキウムを伸ばす3STEPケア

  1. エメリーボードで爪の長さを整える
  2. ハイポニキウムにオイルを垂らす
  3. 爪周りにオイルをなじませる

【STEP1】エメリーボードで爪の長さを整える

エメリーボードのやすり面を爪先に45度の角度で当て、一定方向に繰り返し動かします。先端の白い部分を最低1mm、できれば2〜3mm残るように整えましょう。かなり長い場合はネイルニッパーを使い、あらかじめ短く整えてから削っても大丈夫です。このときの切り方は、最終的な完成よりも長めにして端から少しずつカットするようにしましょう。

長さを調整したら、両サイドの角を外側から内側に向かって処理します。爪の形は、ハイポニキウムが伸びる余裕を残すためにラウンドやラウンドスクエアがおすすめです。爪を整えたあとにバリが残る場合、エメリーボードの先端を使ったりネイルバッファーを軽く当てると簡単に処理できます。

【STEP2】ハイポニキウムにオイルを垂らす

次に、ネイルオイルを使って保湿します。通常のネイルケアではキューティクルラインにサッと塗ることが多いですが、ハイポニキウムを伸ばす際は爪の裏側から1滴落とすように保湿しましょう。この方法であれば、乾燥しがちなハイポニキウムを優先して保湿でき、より効率的にハイポニキウムを伸ばせます。

ハイポニキウムがオイルで満たされると両サイドから余ったネイルオイルがキューティクルに流れるため、自然に広がるまで待ちましょう。

【STEP3】爪周りにオイルをなじませる

ネイルオイルが表側のキューティクルまで広がったら、指の腹で優しくなじませてください。キューティクルラインに沿ってくるくると円を描くように、軽くマッサージしながらなじませるのがポイント。マッサージしながら保湿することで成分が爪全体に広がり、爪先の血行を促すメリットも期待できますよ。

寝る前のお手入れでは、ハンドクリームを重ねて念入りに保護すると翌朝までしっとり感をキープできます。

ポイント|ネイルオイルを塗る頻度やタイミング

ネイルオイルを塗るタイミングは、とくに決まりがありません。乾燥を感じたら1日に何度でも塗布することが大切です。以下は日常生活でとくに乾燥しやすいタイミングですので、こちらを参考に保湿する頻度を見直してみてください。

おすすめのタイミング

  1. 朝起きたとき
  2. 手洗いや消毒のあと
  3. 水仕事のあと
  4. ネイルオフのあと
  5. お風呂上がり
  6. 寝る前

ケアを忘れがちな方は、バッグの中や家中に常備していつでも保湿できるようにしておくことをおすすめします。

ハイポニキウムを伸ばす際の注意点


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ハイポニキウムを伸ばす際は、いくつか注意点があります。気をつけるべきポイントとその理由をご紹介しますので、目を通しておきましょう。

①爪切りを使わないようにする

爪切りを使って自爪を整えると、一気に短く切ってしまい深爪になるリスクが高くなります。深爪はハイポニキウムが育つ環境がなくなるため、いくら保湿をしてもネイルベッドが伸びず、爪の白い部分ばかりを伸ばすことになるのです。

爪が伸びたときはエメリーボードでその都度整えると、深爪を予防できます。慣れないと時間がかかるように感じるかもしれませんが、こまめにお手入れすると1回のケア時間を短縮できますよ。

②爪に負担をかけない

ハイポニキウムは非常にデリケートなので、少しの刺激が大きな負担になります。爪先を使ったタイピングやシャンプー、爪でシールを剥がすこともできれば避けたい行為。乾燥状態でなんらかの負担がかかると、さらなる刺激につながるため十分気をつけましょう。

乾燥しているとハイポニキウムの柔軟性がなくなるので、保湿することも負担軽減につながります。

③爪裏の汚れは優しく洗う

日常生活で、爪の裏に汚れが溜まってしまうこともありますよね。そんなときは、ハイポニキウムを保護するためにやわらかい素材のネイルブラシで優しく除去することがおすすめです。

爪の裏の汚れを爪楊枝などでかき出すと、ハイポニキウムの後退を促してしまうため避けてください。

④毎日ケアを続ける

ハイポニキウム育成は、すぐに結果が出るものではありません。綺麗に伸ばすためには時間がかかったり伸び始めは剥がれやすかったりするため、途中で中断せずにじっくりとケアを続けることが大切です。

毎日の習慣として正しくケアしていけば、3〜4週間程度で少しずつ変化を感じる人が多いので、諦めずにお手入れしてみてください。

ハイポニキウムを伸ばすメリット


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最後に、ハイポニキウムを伸ばすメリットを改めてお伝えします。

縦長で綺麗な爪になる

ハイポニキウムを伸ばすと、爪のピンク色の面積が縦に広がります。爪の形自体が縦長にみえ、相対的にすらりと細い指に。スマイルラインも美しく整い、自爪でも十分魅力的にみせられます。
小さくて丸い爪にコンプレックスがある人は、ハイポニキウム育成で手元の悩みを解決できるかもしれません。

健康で丈夫な爪が育つ

ハイポニキウムが育っているということは、爪に潤いと栄養が行き渡っていて健康的な証。爪が折れにくくなったり乾燥による二枚爪や縦筋を軽減できたりと、さまざまなダメージから保護してくれます。

健康的な爪を維持するためには、良質なタンパク質やビタミンを十分に摂ることも大切です。正しいケアと内側からの栄養摂取で、美爪をキープしましょう。

爪裏の汚れや雑菌の侵入を防ぐ

綺麗にハイポニキウムを伸ばすことができれば、指先と爪の間の隙間が埋まるため汚れが溜まりにくくなります。普段爪の間がすぐに汚れてしまうと感じる方は、ハイポニキウムが後退しているかもしれません。ぜひ今回ご紹介した方法をマスターし、ハイポニキウム育成を始めてみてくださいね。

ハイポニキウムを伸ばして綺麗な爪を目指そう

今回はハイポニキウムとは何か、綺麗に伸ばすケア方法や注意点などを詳しくご紹介しました。ハイポニキウムは、根気よくお手入れを続けるときちんと成長して自爪の美しさもグッと高まります。また、自爪が整うとネイル映えもよくなり、おしゃれがもっと楽しくなるでしょう。

本記事でご紹介したハイポニキウムの伸ばし方や注意点を参考に、今日からコツコツと育ててみてください。

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