【自宅で簡単】甘皮処理はセルフでできる!基本のやり方と必要な道具をガイド

How to

ネイルケアの中でも、とくに大切なのが甘皮処理です。余分な甘皮を取り除くとつるんとした綺麗な爪になるため、セルフネイル派にも自爪派にもおすすめ。一方、「どこまで処理したらよいかわからない」といった不安の声もあります。そこで本記事では、初心者でもできる甘皮処理のやり方と必要な道具をご紹介。家にあるものだけで処理をするやり方もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

Index
   甘皮とは?
   甘皮処理に必要なもの|5つの道具をご紹介
  【セルフでOK】基本のネイルケアのやり方
  もっと簡単に!家にあるものでできる甘皮処理のやり方
  甘皮処理のQ&A
  正しい甘皮処理のやり方を覚えて、清潔感のある指先へ

甘皮とは?

Photo by stock.adobe.com

甘皮処理をする前に、本来の甘皮の役割やケアをするメリットについてチェックしておきましょう。

爪の根元にある皮膚のこと

甘皮とは爪の根元にある皮膚のことを指し、「爪上皮」や「キューティクル」とも呼ばれています。甘皮は細菌の侵入を防いでくれて、すこやかな爪をキープする役割があります。

そして、甘皮の古い角質が爪の表面を覆うように密着したものが、「ルースキューティクル」と呼ばれる薄皮です。ルースキューティクルは甘皮の下から爪先に向かって伸びており、目には見えないほど薄い膜状になります。ルースキューティクルをケアしないと角質が溜まり、甘皮のラインがぼやける原因となるのです。

ネイルケアでいう甘皮処理とは、甘皮の古い角質であるルースキューティクルを取り除くことを指します。周囲の皮膚の膨らみと爪の間に、およそ0.5〜1mm程度の引き締まった薄い皮膚(甘皮)がありますが、この部分は処理をしてはいけないため注意しましょう。

甘皮処理をするメリット

甘皮処理のメリット

  • 爪を美しく見せられる
  • 爪の成長を助けてくれる
  • 乾燥やささくれを予防してくれる
  • ネイルの仕上がりや持ちがよくなる

顔の角質ケアをすると、肌がトーンアップしたりファンデーションのつきや持ちがよくなったりしますよね。それと同じように、甘皮処理をすると不要な薄皮が取れて爪のコンディションや美しさが高まります。

また、ネイル美容液やネイルオイルの浸透※もよくなるため、綺麗に爪を伸ばしたい方にもおすすめですよ。甘皮処理をすると手元の清潔感がアップするので、ここからご紹介する正しいやり方を覚えてチャレンジしてみましょう。

※爪の表層まで

甘皮処理に必要なもの|5つの道具をご紹介

Photo by stock.adobe.com

まず、甘皮処理を行う際に必要な道具を5つご紹介します。それぞれのアイテムを上手く使い分けることで、セルフでも簡単にケアができますよ。

1.リムーバー

リムーバーは、乾燥して固くなった甘皮を柔らかくしてくれるアイテムです。柔らかくすることで甘皮が処理しやすい状態になるため、無理な力を加える必要が少なくなります。

除去力の高い角質除去成分※が配合されたタイプはスムーズにケアができるためおすすめですが、乾燥しやすいところが難点でしょう。そのため、敏感肌の方は皮膚を柔軟にする植物オイルや保湿成分がプラスされたアイテムを選んでみてください。

※水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなど

2.プッシャー

プッシャーは、爪の表面を覆うルースキューティクルをやさしく押し上げるアイテムです。ルースキューティクルを押し上げることで爪の輪郭が際立ち、綺麗な形に整います。

主に、金属製のメタルプッシャーやセラミック製のセラミックプッシャーが代表的です。また、コットンを巻いたウッドスティックや綿棒でも代用できますよ。

ネイルツール キューティクルメタルプッシャー

¥396

甘皮ケアやジェルのオフの必需品!薄くて軽いキューティクルプッシャー♪

3.ガーゼ

ガーゼは、プッシャーで押し上げたルースキューティクルを拭き取るために必要です。軽く濡らしたガーゼで拭き取ると大半の薄皮を処理できるので、欠かせないアイテムですよ。

ウェットティッシュや濡らしたコットンでも代用可能なので、自宅で用意できるアイテムを選びましょう。

4.ニッパー

ニッパーは、カーゼで拭き取りきれなかったルースキューティクをカットするためのアイテムです。先端がとても小さく小回りが利くので、爪周りの細かい作業に適しています。

甘皮処理のほか、ささくれができたときにも根元からカットできるので、1つ持っておくと何かと便利でしょう。

5.ネイルオイル

甘皮処理をしたあとは爪周りの保湿が重要です。そのため、ネイルオイルも必ず用意しましょう。ネイルオイルは、肌になじみやすいサラッとした植物性のオイルを配合したものが多く、乾燥した部分を潤いで満たしてくれます。

甘皮処理以外でも、日頃の爪の保湿として使用すると健康的で艶やかな爪をキープできます。アロマオイルで香り付けされたネイルオイルも種類豊富にあるので、リラックスタイムのアイテムとしてもおすすめですよ。

【セルフでOK】基本のネイルケアのやり方

Photo by stock.adobe.com

ここからは、ネイルケアで基本となる甘皮処理のやり方をご紹介します。ポイントを押さえて行うことで、セルフでも綺麗な爪を目指せますよ。

【STEP1】指先をお湯につけて甘皮をふやかす

指1本あたり1〜2滴のリムーバーを爪の根元に塗布し、ボウルに入れたお湯に指先を5〜10分程度つけます。ひと手間かかりますが、お湯で甘皮をしっかりとふやかすことで後々のステップが簡単に行えます。

塗布してからお湯でふやかすタイプや、塗布する前にお湯でふやかすタイプ、塗布後すぐに押し上げるタイプなど製品によって使用方法が異なるので、あらかじめチェックしておきましょう。

【STEP2】プッシャーで甘皮を押し上げる

甘皮が柔らかくなったら、プッシャーを使って押し上げましょう。メタルプッシャーを使用する場合、根元に向かってスッと滑らせるようにすると爪の表面を覆う薄皮をこそげ落とせます。力を入れると自爪が削れてしまうため、やさしくなでるイメージで押し上げるのがポイントです。

セラミックプッシャーやウッドスティックを使用する場合は、くるくると円を描くように動かしてください。

【STEP3】ガーゼで余分な甘皮を取り除く

濡らしたガーゼを指に巻き付けて、爪の根元に集まったルースキューティクルを拭き取りましょう。ガーゼを巻いた指先を甘皮のキワに当て、サイドから中央に向かって動かすと簡単に処理できます。

ルースキューティクルが残った場合は無理に処理をせず、リムーバーを追加して再度プッシャーで押し上げる工程を行ってください。また、拭き取る際は爪に負担がかからないよう力をいれずに行いましょう。

【STEP4】浮いた甘皮をニッパーでカットする

ガーゼで取りきれなかったルースキューティクルや甘皮が浮いて白く見える部分、ささくれはニッパーでカットして仕上げます。

全てを綺麗に整えるより、浮き上がっている不要な部分のみをカットするとよいでしょう。【STEP3】でほとんどのルースキューティクルが処理できるので、必要なければニッパーは使用しなくてもOKです。

【STEP5】ネイルオイルで保湿する

甘皮処理のあとはリムーバーを洗い流し、ネイルオイルで保湿をしましょう。ケア後は爪周りの皮膚が乾燥しやすいので、指先でマッサージするようにしっかり塗り込むと、血行もよくなり艶やかな指先に仕上がります。

日常生活で爪先の乾燥を感じたときも、こまめに保湿をすることで綺麗な爪の状態をキープできますよ。ハンドクリームを塗る前にネイルオイルを使うと、より効果的に保湿ができます。

もっと簡単に!家にあるものでできる甘皮処理のやり方

Photo by stock.adobe.com

甘皮は、家にあるものだけで簡単に処理できます。必要な道具が手元にない方や先述した基本のネイルケアのやり方が難しい場合は、入門編としてこちらの方法を試してみてください。

用意するアイテム

用意するアイテム

  • ハンドクリーム
  • 綿棒
  • ボウルに入れたお湯

専用のアイテムが不要なので、セルフネイルをしない方でも気軽にケアできます。また、尿素配合のハンドクリームは角質を柔らかくしてくれる効果が期待できるため、持っている方はぜひ活用してみてください。

今すぐ自宅でできるケア方法

ハンドクリームを甘皮になじませ、お湯に5〜10分程度つけてふやかします。その後、綿棒を使って爪の根元や表面をくるくるとなぞるだけでOK。

ハンドクリームの油分が固くなった甘皮を柔らかくしてくれるため、綿棒だけでもルースキューティクルを除去できるのです。

甘皮処理のQ&A

Photo by stock.adobe.com

最後に、甘皮処理についてのよくある質問をご紹介します。セルフで甘皮の処理を行う際は、こちらのQ&Aをぜひ参考にしてみてください。

処理する頻度はどのくらいがよい?

セルフの甘皮処理は、2週間に1度くらいの頻度で行うことがおすすめです。

冒頭でもご紹介したように、甘皮は爪の健康を守るために必要な部分となります。そのため、頻繁に処理をすると自爪に負担がかかる可能性があるため注意しましょう。

甘皮処理のタイミングは?

甘皮処理を行うタイミングは、お風呂上がりがおすすめです。お風呂上がりは皮膚が水分を含んで柔らかくなっているので、お湯で指先を温める手間を省けます。

また、ジェルネイルをする前も甘皮処理を行いましょう。甘皮が残った状態でジェルを乗せると仕上がりや持ちが悪くなるため、甘皮処理は大切です。

ニッパーが怖い!カットしないとだめ?

ニッパーは甘皮処理で必ず使用するものではありません。むしろ、カットする部分は最低限にとどめ、できるだけカットせずに仕上げた方が爪や甘皮に負担をかけるリスクが少なくなります。

ニッパーを使い慣れていない方や利き手の処理が苦手な方は、無理に使わなくても大丈夫です。プッシャーでルースキューティクルを押し上げた後、ガーゼで拭き取るだけでも十分綺麗になりますよ。

正しい甘皮処理のやり方を覚えて、清潔感のある指先へ

今回は甘皮処理のやり方を詳しくご紹介しました。サロンケアに近い基本的なやり方と、簡易的なやり方の2パターンお伝えしましたので、ぜひ参考にしてみてください。

正しい甘皮処理の方法を身につけると、いつでも綺麗な指先をキープできます。気になったときにサッとケアをして、セルフネイルをより楽しんでくださいね。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。