【ジェルネイルとマニキュアの違い】それぞれの特徴やメリット&デメリットを説明
爪にキレイな発色やデザインを施すネイル。一般的には「ジェルネイル」と「マニキュア」のどちらかを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、2つの違いをきちんと理解して使いこなしている人は、意外と少ないかもしれません。
この記事では、ジェルネイルとマニキュアの違いを徹底解説。メリットとデメリットを詳しくご紹介するので、ネイル選びの参考にしてみてください。
Index
「自分にぴったりのタイプは?」ジェルネイルとマニキュアの違い
<ジェルネイル>のメリットや魅力
<ジェルネイル>のデメリットや注意点
<マニキュア>のメリットや魅力
<マニキュア>のデメリットや注意点
ジェルネイルとマニキュアを使い分けて365日おしゃれな手元に
「自分にぴったりのタイプは?」ジェルネイルとマニキュアの違い
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ジェルネイルとマニキュアの違いをご存じでしょうか?ジェルネイルはサロン用で、マニキュアは自宅用と思われがち。しかし、最近は多様化して、どちらもセルフネイルが可能になりました。
それぞれの特徴と違いを解説するので、知らなかった人は要チェックです。
ジェルネイルの特徴とは?
ジェルネイルとは、ジェル状の樹脂で自爪をコーティングしてUVライトやLEDライトで硬化させるタイプ。硬化がスピーディなうえ長持ちするのが、ジェルネイル最大の魅力です。ジェルの色や質感によってあらゆる表現が可能なので、幅広いデザインを楽しめます。
ネイルサロンで提供されるメニューとして広く知られていますが、最近では自宅用のジェルネイルアイテムも豊富。セルフで気軽にジェルネイルに挑戦する女性も増えています。
マニキュアの特徴とは?
マニキュアとは有機溶剤を着色したポリッシュという塗料で、自爪にカラーやツヤ感を与えるタイプです。昔から親しまれてきたネイルなので、一度は目にしたことがあるのでは?「ネイルエナメル」や「ネイルカラー」なども、マニキュアと同様のアイテムです。
ジェルネイルに比べて取り扱っているブランド数が多く、手頃な値段で手に入るのでネイル初心者に最適。持ちは短期間ですが、オフが簡単なので頻繁に塗り替えたい人におすすめです。
【比較表】ジェルネイルとマニキュアはどっちがおすすめ?
ジェルネイルとマニキュアを、さまざまな視点から比較します。どちらのネイルが適しているかは、シーンや求める機能性によって異なるものです。それぞれの特徴を見て、自分に合ったものをセレクトしてみてください。
比較 | ジェルネイル | マニキュア |
硬化の早さ | ◯ | ー |
持ち・強度 | ◯ | ー |
デザイン性 | ◯ | ー |
使い方が簡単 | ー | ◯ |
爪の負担が少ない | ー | ◯ |
オフが簡単 | ー | ◯ |
低コスト | ー | ◯ |
<ジェルネイル>のメリットや魅力
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ここからは、ジェルネイルの4つのメリットをご紹介します。
(1)硬化時間が短い
専用のライトを当てることで、しっかり固まるジェルネイル。LEDライトでは30秒〜1分程度、UVライトでは2〜3分程度の照射で硬化します。そのため、作業中や乾かしている間にネイルが崩れることはほとんどありません。
マニキュアだと乾きにくい大粒ラメやストーンを施したアートも、美しい仕上がりのまま完成します。手早くキレイなネイルができるので、忙しい方やせっかちな人にぴったりです。
(2)持ちがいい
ジェルネイルは、施術後の発色やデザインを長期間楽しめる持ちのよさが魅力です。一般的な目安はおよそ1ヶ月程度なので、頻繁に塗り直す必要がありません。お気に入りのネイルアートも、キレイなまま長くキープします。
ネイルを日常生活の一部として楽しみたい人は、持ちがいいジェルネイルがおすすめです。
(3)自由自在なネイルアートが可能
ジェルネイルは、複雑なネイルアートや立体的なデザインが得意です。専用のUVライトやLEDライトを当てるまでジェルが固まらないため、仕上がりを思い通りにコントロールできます。ネイルアートと硬化を繰り返せば、奥行きのある埋め込みデザインも簡単に作れますよ。
アイデア次第でさまざまな雰囲気を楽しめるので、普通のネイルではつまらないという人にもってこいです。
(4)爪の強度がアップする
ジェルネイルは自爪に厚みを出し強度を高めてくれるので、爪が折れやすい人やキレイに伸ばしたい人におすすめ。ジェルの厚みが爪の表面にある凹凸もカバーするため、つるんとした滑らかな爪に見せるメリットも期待できます。
<ジェルネイル>のデメリットや注意点
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ここからは、ジェルネイルの4つのデメリットを確認していきましょう。
(1)コストがかかる
サロンでジェルネイルを行う場合、1回あたりおよそ5,000〜10,000円程度の代金が必要です。毎月通うことを考えると、それなりの出費になります。
コスパがよいセルフジェルネイルでも、使用するアイテムが多いため初期費用がかかりがち。基本のベースジェル・カラージェル・トップジェルだけではなく、専用のUVライト(LEDライト)や専用リムーバーも欠かせません。
初心者にはコスト面のハードルが高いですが、アイテムが揃ったあとは必要なものを買い足すだけ。そのため、手頃な値段でジェルネイルを続けられるといえます。
(2)ネイル上級者向け
ジェルネイルは仕上がりのバリエーションが豊富な分、マニキュアよりも難易度が高め。さらに本来の持ちのよさを活かすためには、正しいネイルケア方法も必要です。ネイル初心者や不器用な人は、ジェルの扱いになれるまで手間取ってしまう可能性が高いでしょう。
ジェルネイルで失敗したくないときは、無理せずサロンで施術する方法がおすすめです。
(3)爪の表面に負担がかかる
ジェルネイルをする際は、爪にジェルがしっかり密着するように塗る前の下準備が必要。これは、粗目のやすりを使用して自爪の表面を削るサンディングという工程です。爪の繊維とジェルが絡むことで定着を高めますが、削りすぎによるダメージを与えるリスクも。
それによって爪が薄くなる可能性があるため、十分注意して適度に行うことが大切です。
(4)オフに手間がかかる
ジェルネイルは持ちがいい反面、簡単には落とせないためオフに手間がかかります。やすりでジェルを削り落としてから専用リムーバーに15分程度浸しますが、1度ではキレイに取れない場合も。サロンでオフすると平均30〜40分、セルフだと1時間近くかかることもあるでしょう。
オフのコツをつかむまでは、時間に余裕があるタイミングで塗り直すのがおすすめです。
<マニキュア>のメリットや魅力
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ここからは、マニキュアの4つのメリットをご紹介します。
(1)初心者もセルフネイルができる
初心者がセルフネイルを楽しむなら、断然マニキュアがおすすめ。自爪にポリッシュを塗って自然乾燥させるだけの単純な作業なので、ネイルの準備や手順に迷うことが少ないでしょう。細かい作業が苦手な不器用さんも、気軽な気持ちでチャレンジしてみて。
ポリッシュの発色や質感を存分に活かせる、シンプルなワンカラーが人気です。
(2)使用アイテムが少なく低コスト
マニキュアは、好きなカラーのポリッシュにくわえてベースコートとトップコートの3点を揃えるだけでセルフネイルが可能。プチプラブランドでも数多くのポリッシュが販売されているので、1,000円程度の少ない予算からスタートできます。
それほどコストがかからないため、キレイな仕上がりになるか不安な初心者さんでも購入しやすいはず。
(3)自爪への負担が少ない
自爪にそのまま塗布できるマニキュアは、ジェルネイルに比べて爪の負担が少ないところがメリット。もともと爪が薄い人や二枚爪になりやすい人は、爪を削ると大きなダメージになります。そのため、ジェルネイルができない人もいるでしょう。
爪を削る必要がないマニキュアなら、可愛いネイルを思い切り楽しめます。
(4)市販のリムーバーで簡単にオフできる
マニキュアは、ジェルネイルのように特殊なリムーバーが必要ありません。コンビニやドラッグストアでも手に入る、普通の除光液でオフできます。ネイルを落とす際にかかる時間も、5〜10分程度と非常にスピーディ。突然ネイルを落とす必要があるときにも、マニキュアなら慌てずに対処できるでしょう。
マニキュア用のリムーバーは爪への負担も比較的少ないため、ダメージが気になる人にもおすすめです。
<マニキュア>のデメリットや注意点
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では、マニキュアの4つのデメリットを見ていきましょう。
(1)完全硬化するまでに時間がかかる
マニキュアは自然乾燥によって表面から徐々に固まる性質を持っているので、完全硬化するまでに最大24時間程度かかります。マニキュアの表面は10〜30分程度で乾きますが、ふとした瞬間やちょっとした動作で崩れてしまうこともあり細心の注意が必要です。
ネイル後に気兼ねなく仕事や家事をしたい人は、UVライトなどで硬化するタイプのジェルネイルがおすすめです。
(2)長持ちしない
マニキュアは、ジェルネイルに比べて持ちが悪いのがデメリットです。ペンキのようにポリッシュを爪に塗っているだけなので、ネイルの周りから剥がれやすくなります。とくに爪の先端は、日常生活の軽い衝撃で剥がれたり欠けたりする可能性が高い部分。
手作業が多い人や家事を頻繁にするときは、マニキュアよりもジェルネイルの方が適しています。
(3)シンプルなデザインになりがち
自然乾燥で硬化するマニキュアは、時間が経つと塗っている側から固まり始めるため、凝ったネイルアートには向きません。ストーンなどの立体感のあるパーツは取れやすいため、できるだけシンプルなデザインにすることがマニキュアを綺麗に仕上げるための近道です。
おしゃれなアートを楽しみたい人は、思い切ってジェルネイルに挑戦してみて。
(4)ぷっくり感が控えめ
マニキュアはジェルネイルのようなぷっくり感は表現しにくく、比較的フラットな仕上がりに。アイテム選びや塗り方によってはジェルネイルのような仕上げも可能ですが、厚塗りするほど完全硬化するまでに時間がかかります。
ジェルネイル特有の立体感が苦手な人やネイルをさりげなく楽しみたい人であれば、マニキュアがおすすめです。
ジェルネイルとマニキュアを使い分けて365日おしゃれな手元に
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ジェルネイルとマニキュアには違った魅力があり、どちらも捨て難いですよね。それぞれのメリット・デメリットを把握して、TPOに合ったタイプを選んでください。
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日常に寄り添ったおしゃれなネイルで手元を彩り、自分らしいネイルライフを楽しみましょう。
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